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| 2004/2/13 |
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『プロカウンセラーの聞く技術』
著 者:東山紘久 出版社:創元社(大阪)
発行日:2000年09月 本体価格:1,400円
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年々、会話が下手になってゆく私。雑談が苦手。世間話も続かない。いつの間にか理詰めのお仕事モードでしか話ができなくなっている?と、そこで手にとったのがこの本。聞き上手になれば、どんな人とでも会話がはずむだろうと、プロカウンセラー氏の穏やかな文章をスイスイと読み進んでいきました。ところが……
>昔の主婦のぐちの聞き方から、聞き上手になるコツを学びたいと思います。昔の主婦はまず自分と関係させるように相手には思わせて、そのじつ、自分とは関係のない話として聞いていることです。
そ、そうだったんですか!だから、私は浮いていたわけだ。
>主婦A「このごろ、うちの人帰りが遅いのよ」
>主婦B「あら、うちもそうよ」
>しかし、この主婦のご主人は別に帰りが遅いわけではありません。それでも必ずといっていいほど、このように答えるのです。これは「嘘」ではなく、相手に対する礼儀なのです。
こんなにさらりと、先生、すごいことを教えてくれます。井戸端会議にそんなルールがあったとは……私は驚きのあまり、妹や友人に「聞いて聞いて」攻撃をしかけましたが、そんなことは当たり前だという答えが返ってきました。彼女たちの実践例をご覧にいれましょう。
「最近すごく食べちゃうんだよねー」 「私もー」
しかし、この女性は別に食べ過ぎているわけではありません。 それでも必ずといっていいほど、このように答えるのです。 これは「嘘」ではなく、相手に対する礼儀なのです。
なるほど。こうして差が生まれないように、会話が深くならないように、そしてお互いに傷つけあわないように細心の注意を払うわけです。「一緒に走ろうね」と言ってさっさとゴールインしてしまったあの人も、「全然勉強してないよ〜」と言っていつも成績のよかったあの人も、みんな私に礼を尽くしてくれていたということですね。ちなみに今まで私はこう答えていました。
「最近すごく食べちゃうんだよねー」
「私はダイエット中!」
これではいけません。いけません。「プロカウンセラーの聞く技術」を読んで、井戸端会議の和の技術をじっくり学ぶことにいたしましょう。でも……この本を読んで目からウロコが落ちたあなたこそ、そのままのあなたで、おしゃべりのお相手をお願いしたいですけどねえ。 |
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