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| 2004/1/16 |
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『物語のおやつ』
著 者:松本侑子 出版社:WAVE出版
発行日:2003年09月 本体価格:1,400円
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お話のなかに出てくる「食べ物」ってなぜかとっても美味しそうに思えるんですよね。「ぐりとぐら」のカステラが食べたかった…とか、「アルプスの少女ハイジ」に出てきた白いパンと黒いパンってどういう味なのだろう…などなど、人それぞれ想い出の物語と「食べ物」がありますよね、きっと。この本は、その中でも童話や絵本の中に出てきた“おやつ”について書かれた本です。そして嬉しいレシピ付。写真も美味しそうでそそられます。ぐりとぐらのカステラの作り方も載ってますよ〜!
この本のなかでも取り上げられている物語に「ロッタちゃんのひっこし」があります(登場するおやつはパンケーキ)。5歳の女の子ロッタちゃんは、朝から寝覚めが悪くちょっと不機嫌。しかもセーターはちくちくするし…ママは分かってくれないし…。ロッタちゃんはすっかりスネてセーターをハサミで切ってしまったあげく、隣のおばさんの物置の2階に家出をします。私は子どもの頃、このお話が大好きでした。特にセーターがちくちくして嫌いなのを分かってくれないママというのが、ウチも同じだったので、「そうか!」とばかりセーターをバラバラにしました。怒られましたけどね(笑)。だってあの時はセーターが本当に憎らしかったんです!私もロッタちゃんみたいに家出も試みたかったのですが、隣のおばさんの物置の2階(しかもパンケーキ付!)なんて素敵なところはあるわけもなく、怒られたあとは泣き寝入りでした。あぁ美しくない想い出…。大人になってから童話、絵本を読み返すと子どものころの記憶が取り戻せていいですね。パンケーキも自分で作れるようになったことですし、これからは絵本や童話を読んで、その中に出てくるお菓子を作って楽しむ…そんな余裕をもった暮らしをしたいものです。はい。
ところで、みなさんは子どものころに読んだ“美味しそうな本”と言われたら、どの物語が思い浮かぶのでしょうか?私は(本書中には取り上げられていなかったのですが)、なんといっても「ひきがえるの大冒険」シリーズです。お料理好きのモートンが作る料理が毎回毎回美味しそうでたまりませんでした!ひきがえるだけに材料は(虫など…)食べたくないものだったのですが、そのハンデを乗り越えて美味しそうに描かれているのです。個人的にとてもオススメのシリーズです。
みなさんの想い出の“おやつ”もぜひお聞きしてみたいです。いったいどんな童話、絵本に人気が集まるのでしょうか・・・?やはり年代別に違うだろうなぁ。そんな想像もふくらむ楽しい本でした。 |
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