私たちの世代(現在20代)は、ルパンといえばやはりTV版のパート2(赤ジャケットのルパン)です。TV版パート1の緑ジャケットのちょっと凶悪なルパンもかっこいいと思うのですが、小学生のころに夕方5時から見ていた、人のいいずっこけルパンがやっぱり自分のなかのルパンなのです。
そのパート2のストーリーを徹底解析した本書。パート2は155話とストーリーがたくさんあるので、見直したいストーリーを探すのに便利です。この本でもカラーできっちり紹介されている宮崎駿監督が担当した『さらば愛しきルパンよ』など、出てくる女の子はナウシカそっくりだし、ラムダという名のロボットはラピュタに出てくるロボットだし、その後のジブリ作品の原型を見ることができます。そんな知らなかったストーリーや忘れていたエピソードなどを発見してはDVDを見直しました。本だけでもだいぶ楽しめます。
初期シリーズからの路線変更の話、スタッフ&ファンのさまざまな思い入れなどを読んでいるとルパンが日本でどのように愛されてきたかがわかるんです。ルパン、次元、五右衛門、不二子、銭形の5人チームが確定したのが長続きした人気の秘訣でもあるそう。そういえば過去楽天ブックスでキャラクター人気投票アンケートを行ったことがあるのですが、ルパンをおさえて次元が1位でした。魅力的なキャラクターがしっかり5人いるから成り立つこのバランス。いや〜スバラシイ。やはりルパンは日本を代表するアニメです。このバランスといえば、ルパンは人が憧れる人間関係を全部持っているんですって。一生追っかける女(不二子)がいて、一生をかけて追っかけてくれる男(銭形)がいて、頼りになる相棒(次元&五右衛門)がいて・・・と。
周りの女子に「ルパンのキャラクターで誰が好き?彼氏にするなら誰がいい?」と聞いてみると、意外と意見が割れるんですよね。大学時代から仲良しの2人にきいてみたところ、私は楽しそうだからルパンがいいと言い、一人は次元が男として一番かっこいいと言い、もう一人は五右衛門のズレがたまらないと言い、キレイに意見が割れました。男の趣味がダブらないから、ずっと仲良しだったのかもしれないですけどね(笑)。などなどいろんなことを考えながら楽しく読みました。一度読んだら終わりではなく、きちんと保存しておきたい本です。使えますから。 |