| <<前日の日記へ | 翌日の日記へ>> |
| 2003/9/5 |
 |
『甘露なごほうび』
著 者:渡辺満里奈 出版社:マガジンハウス
発行日:2003年08月 本体価格:1,500円
|
渡辺満里奈さんといえば、テレビの中で独自のポジションを築いている人だと思います。トーク番組のアシスタントや、バラエティ番組のレギュラー、クイズ番組の解答者、ドラマやCMなどなど、その姿を見ない日はないくらい活躍しているのに、なぜか押し付けがましくない。メインのパーソナリティではないけれど、画面にそっと存在するだけでなんだか安心する。そんな存在感があるからこそ、さまざまな番組にひっぱりダコなんじゃないでしょうか。
そんな満里奈さんのイメージは、まずは「元おニャン子クラブ」というのがはずせない世代な私なのですが(「仮面ノリダー」も…)、その後の活動からは、サブカル好きでファッションにもこだわりがあって、休みの日にはカフェでブランチしていそう…という、ややこじゃれたガーリーな雰囲気の女性という印象を持っていました。
が!このエッセイ『甘露なごほうび』では、ややもすればおやじライクともいえる満里奈さんの一面が余すところなく発揮されています。雑誌『Hanako』に連載されているこの食道楽エッセイを読むと、とにかく満里奈さんとパートナーのオミ隊長は食べる量がハンパじゃないのです!お目当てのメニューを山のようにオーダーし、完食した後でさらにデザートまでがっつりいただくその姿は、日頃テレビで見ているイメージとはちょっと違うかも。さらに満里奈さんはお酒も大好きとのことで、かなりいけるクチらしいのもちょっと意外です。さらに、訪れているお店も、オシャレな雰囲気のところはもちろんありますが、入るのを尻込みしてしまいそうな古びた門構えのお店でもおかまいなし!「ウマいものが食べられる」というその一点だけに照準を当てて、いろいろなお店に足を伸ばす満里奈さんの食に対する飽くなき探究心に恐れ入った次第です。帯の文句にもあるとおり、「それは見事な食べっぷり」。でも、「え〜こんなに食べられなーい」と言って注文したにもかかわらず料理を残したりするよりは、出されたものは綺麗に片付ける人の方が、絶対に見ていて気持ちがいいですよね。
さらに、今回のために撮り下ろされた表紙の着物姿も素敵!ここでは、着物をきちんと着こなせる満里奈さんの「大人の女性」な一面を見ることができます。イラストを担当している小池アミイゴさんとの対談でも、気持ちの良い食べっぷりを披露してくれていて、本当においしそうに食する表情が、読者である私にも「ああ、このお店に行ってみたい」と思わせてくれます。
それにしても、満里奈さんが1970年生まれと知って改めて驚きました。こんなに食べているのになぜ太らないの?と思ったら、日常的にジムに通って体を鍛えているとのこと。本文によると、朝から語学を習いに行ったりしているそうですし、実は満里奈さん、かなりの行動派なんですね。いつまでも若くて可愛い「満里奈さん」でいて欲しいものです。 |
|
【楽天ブックススタッフ 菊】 |
|