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| 2003/8/18 |
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『ハルチン』
著 者:魚喃キリコ 出版社:マガジンハウス
発行日:1998年03月 本体価格:1,200円
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今年で、ひとり暮らしも7年目に突入しました。ひとり暮らしが長くなってくると、ひとりで部屋にいる時間が何よりも大切なものになってきます。他人の目を気にすることなく、部屋の中で弛緩しまくっている姿は、本当に誰にも見せられない「素」の姿です。猫はすべて見ていますが。
そんなだらけきった生活をしているのは私だけじゃない!と安心させてくれるのが、このマンガの主人公・ハルチン。推定25歳、彼氏なしのハルチンは、雑貨屋でバイト中をしながらひとり暮らし中です。バイト先の友人・チーチャンとビールを飲んだり鍋をつついたり、甘いものを食べたりと、気ままな生活を満喫しているハルチン。その日常は、同じようにひとり暮らしをしている女子なら誰でも共感できること間違いなしだと思います。
ハルチンは普段はだらけきっていますが、たまーに思い立ってダイエットを始めたり、女磨きに精を出してみたりします。でも必ずどこかズレていて、いつも失敗に終わるのがポイント。切ったようかんを包むラップがなく、しかも冷蔵庫にはキムチが入っていて臭い!そんなときあなたならどうしますか?ラップを買いに行きますよね。でもハルチンは、ようかんを1本全部食べてしまうのです。女らしい髪型にしようと雑誌を片手にパーマをかけにいったらサイババになってしまうハルチン。愛すべき友人に、チーチャンは素敵なニックネームを付けてあげるのでした(詳しくは読んでみてください)。
さらにハルチンは、バイトをしながらひとり暮らしをしているにもかかわらず、かなり金銭感覚が麻痺しています。給料日まで5日もあるのに3900円のTシャツを買ってしまい、残金1240円で過ごすはめになったり。ペットショップでヨークシャーテリアを衝動買いしてしまったり(しかもローンで、21万円を20回払い)。夜中に、おなかがすいたのにコンビニに食べ物を買いに行く所持金がないことをチーチャンに電話して訴え、2人でありとあらゆるメニューを想像して気分を紛らわせる(結果余計に寝られなくなる)シーンでは私も一緒に空腹になってしまいました。しかし、この無計画さを笑えない自分がいます。以後気をつけたいです。
ハルチンのアホな言動を笑い飛ばしながらも、実は「自分もこういうこと、あるある」と共感する女子のみなさん、それは多分世の男性には秘密にしたほうがいいですよね…。もうひとつ、ひとり暮らしの女性が共感する本といえば、この本もオススメです。こちらは、ちょっとつつましやかでお気楽で、でもささやかながらもあったかい幸せを感じることができる1冊です。 |
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