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| 2003/8/14 |
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『アルド・わたしだけのひみつのともだち』
著 者:ジョン・バーニンガム/谷川俊太郎 出版社:ほるぷ出版
発行日:1991年12月 本体価格:1,600円
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私はひとりっこです。小さいころは一人で遊ぶのが普通だったので、よく本を読んでいました。現実の世界と本の世界の区別がなくなる瞬間が大好きで、空想癖はそのころから育っていたに違いありません。小学生のころは「ぼーっ」といろんなことを考えるのが好きで、みんなが休み時間のたびにドッチボールで遊んでいるのに教室や屋上でひとりで本を読んでいました。あ!いじめられっこだったわけではないですよ(笑)。
この絵本「アルド・わたしだけのひみつのともだち」の主人公も“ひとりきりですきなように ときをすごす”ことが多い女の子です。この女の子には「ほんとにこまったときはいつでもきてくれるアルドというひみつのともだち」がいます。もちろんアルドは空想の生き物で緑と白のマフラーをしているウサギ(ステキ!最高!)です。もちろん友だちと楽しく遊んでいるときはアルドのことは忘れてしまうこともあるし、来てくれないかと思うこともあるけれど、本当に困ったときはアルドは100%自分の味方なのです。
小さいころは親にも友だちにも絶対言えないことってありましたよね?今から考えるとなぜそんなことに引っかかっていたのかわからないようなことだったりしますが、そんな「自分だけの世界観・秘密」を持っていたことを大人になっても忘れてはいけない気がします。子どもの気持ちを忘れた大人にはなりたくないとずっと思っていましたし。といってもいつまでもアルドに頼っていては、現実の他人ときちんとした人間関係を結ぶことができなくなってしまったり、「ひきこもり」になってしまったりしそうで危険なんですけどね。重度の危険人物にならなくても不思議ちゃんと言われる可能性が高いです・・(笑)。
この子どもだけが持つことのできるの空想の秘密の世界を、ちょっとダークな絵で描いた本書。もうアルドは来てくれない私たち大人に、ちょっと何かを思い出させてくれる絵本です。 |
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