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| 2003/7/2 |
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『ベストセラー本ゲーム化会議』
著 者:麻野一哉/飯田和敏 出版社:原書房
発行日:2002年10月 本体価格:1,300円
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『あの小説があの絵本がゲームになったら…』 ゲームが好きで、読書も好きだったら誰しも一度は考えてみたことがあるのではないでしょうか。本書はプロのゲーム作家たちが、それぞれのベストセラーについて意見を交わし、実際にゲームにしてみたらどういう内容にすれば同様にヒットを飛ばすことができるのかを会議形式で綴った本です。
『ベストセラーをゲーム化して、ヒットの構造を知る』というテーマの下で書かれただけあって、製作者側の視点から書かれているので、普段消費者側の視点でしか見ていない自分にとっては、製作者との考え方の違いを見ることができて、大変勉強になりました。普通の人から見れば、小説をゲームにするならノベルタイプのアドベンチャーゲームで、画面の中でも常に文字を追っていくようなイメージが強いのではないかと思います。しかし、プロの作家ともなるとそんなありきたりの考え方ではなく、あまり人が思いつかないようなジャンルでゲーム化をシミュレートしているので、意外性が強く、是非製作してもらいたいような作品から絶対途中で投げ出してしまいそうな作品までその内容は様々でした。
ゲームに詳しくない人でも、わかりやすく書かれているので、読み終えたあとには頭の中で勝手に読んだ本をゲーム化してしまうかもしれません。ちなみに私は『ブラックジャックによろしく』をゲーム化してシミュレートしてみましたが、どう考えても今の時代では売れそうもないような構成になってしまい、苦笑してしまいました。
ベストセラーをゲームにして、それなりのヒットになったものは何点かあったりしますが、逆にゲームを書籍にしたものでは、ベストセラーになっていそうなものはないのではないかと思います。今度は是非ともゲームの好きな作家さん方に、ゲームの原作をもとにして一本書いていただき、名作ゲームのベストセラー小説なんかを世に送り出して欲しいものですね〜。 |
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