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| 2003/6/30 |
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『エ・アロール』
著 者:渡辺淳一 出版社:角川書店
発行日:2003年06月 本体価格:1,600円
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エロス(性愛)を徹底的に追求し、ドラマも大ヒットした『失楽園』。かなり刺激的な性描写にドキドキでした・・・。その渡辺淳一氏の最新刊の舞台はなんと「老人ホーム」です。老人ホームといっても立地は銀座で内装もホテルのようなオシャレなホームです。入居者も基本的にはお金持ち。恵まれた人々が織り成す明るい人間模様が描かれます。
この老人ホーム「エ・アロール」は仕事や世間から解放されたリタイア後、自由に楽しく暮らして欲しいという理念で運営されています。入居者は部屋にヘルス嬢を呼んでもOK。隣の部屋の未亡人と恋におちてもOK。ホールではポルノ鑑賞会まで開かれます。ホームの若いスタッフが圧倒されるような元気な老人パワー全開です。その元気の秘訣(秘密)は「男」であること「女」であることを忘れないことや「恋」をすることのようです・・・。もちろん医学的見地から高齢者の「性欲」はどうなのよ?とか興味深い部分も語られますが、どちらにせよ70代でも男と女を意識して誰かとラブラブならば確かに元気でいられそうですよねぇ。
確かに「年を取ったら(老人になったら)つまらないなぁ」なんて思うよりは、「仕事や子育てをリタイアしたらまた学生時代のように遊ぶぞぉ」と思っていた方が楽しそうですね。もちろんカラダは若いころのようには動かないし、そんなにうまくいくことばかりとは思いませんが、できるだけ「老けない」ためにも楽しいことを考えている方がいいに決まっています。とりあえず高齢者にとって重要なのは、単に長生きすることでなく、クオリティ・オブ・ライフ。生活の質を高めることだそう。そしてそれはクオリティ・オブ・ラブでもあるそうです。確かに人生で何が一番大切か考えないまま生きてしまっている人が多いといわれる日本人。もっと人生を楽しむことをメインに考えてもいいかもしれません。人生の質を高める方法・・・私にとってはとても興味のあるテーマです。やはり人生で大切なことは「恋」・・・なんでしょうか!?ね?なんかフランス人みたいでいいですねぇ〜。あ、そういえばこの本のタイトル「エ・アロール」はフランス語で「それがどうしたの」という意味なんだそうです。 |
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