先日久しぶりに高校時代の友人と集まりました。独身女性ながら自分でマンションを買った人、小学校の先生になった人、婦人警察官になった人・・・いろいろな人生があるものです。同じ制服を着て同じ学校に通っていた仲間がそれぞれの道を歩んでいて「自分たちも大人になったんだなぁ」としみじみしました。そして先日【瑞】さんも人事異動により読書日記を引退されて・・・。人はそれぞれの道を歩むといえど寂しい限りです。泣きたいところを泣いてはいられない残されたスタッフで引き続きがんばりますので、これからもよろしくお願いいたします。
本書「体は全部知っている」は、日常生活で忘れがちな「大事なこと」をふと気づかせてくれるちょっといいお話が13編収録されています。13編どのお話もそれぞれキラッとひかる素敵な「大事なこと」があるのですが、ここでは「おやじの味」から印象に残った一部分をご紹介します。この「おやじの味」は、社内恋愛のごたごたで凄くダメージを受けて会社を辞め、人生の休息のためにお父さんとログハウスで生活を始めた女の人の話です。相手の男はまったく最低の男で、少しずつ回復してきた彼女が『なんで人としても男としても面白みのない判断力にかけたあんな人がよく見えたんだろう?それが恋の力だったらよかったのに。』と思うシーンがあります。・・・読んで自分も思うところアリ。恋の力で好きな人がより素敵に見えるのは最高ですが・・・そうでないことだってありますよね。今考えると「どこがよかったんだろう・・・」というアレです。でもそういう時期は自分も判断力に欠けているから要するにお互いさまなのですが(笑)。えぇ、人はそうやって人を見る目を磨いていくんですね。若かった自分は笑って許してあげることにします・・・。
私は吉本ばななさんの本に出てくる主人公の思考パターンが好きなのですが、何があっても自分の決断を後悔したり、人や環境のせいにしない潔さがいいんです。さらにそれを無理せず自然にやっている感じとか。本書の読後感は「やっぱりこの人凄いわ」って尊敬できる大好きな友達といろんなことをおしゃべりをした楽しい時間を持てた気分。う〜んこれだから吉本ばななさんの本は好きなのです。 |