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| 2003/5/21 |
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『アストロ球団(第1巻(ブラック球団編))』
著 者:遠崎史朗/中島徳博 出版社:太田出版
発行日:1999年03月 本体価格:1,900円
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みなさん野球漫画といったら何を思い出すでしょう?巨人の星、侍ジャイアンツ、アパッチ野球軍、ドカベン、タッチ・・・色々名作と呼ばれるものは存在しますが、私が一番好きなのはやっぱりこれ『アストロ球団』を置いてほかにありません。自分が生まれるより前の作品なのですが、友人から勧められ読んだところ、思いっきりはまってしまいました。
簡単に内容を説明しますと、昭和29年9月9日に生まれた野球のボール型の痣を持つ超人を9人集めて球団を結成し、アメリカ・メジャーリーグを打倒というのがこの物語の目的です。これだけを聞くと、わりと普通の内容に聞こえてしまいがちなのですが、実際のところはかなりぶっ飛んだ内容で、人数が足りないので6人でプレイしたり、必殺技の欧州で試合中に人が死んだり、野球漫画の常識を越えていると言っても過言ではないかと思います。
もちろん野球漫画必須の魔球・必殺打法も超人的なものが多く、ヒビの入ったバットで打ち、バットの破片をボールと一緒に飛ばす『ジャコビニ流星打法』はまだ序の口で、守備側が全員飛びあがって上空から一人のランナー目掛けて一斉に飛び蹴りを浴びせる『人間ナイアガラ!』は、野球漫画誌上最も野球らしくない技ではないかと思います。そして、魔球の特訓シーンでは、回転する電動ドリルを素手で握り、自らの手のひらを削って魔球を生み出すという荒業まで行います。それはもう、こっちまで痛くなりそうな凄惨さで、思わず目を細めてしまいました。
これだけ書くと、ただのツッコミ満載の漫画だと受け取られてしまいがちですが、中にはグッと来るような台詞回しなども多数存在します。その中でもやはり取り上げておきたいのが、アストロ球団の身上とされる『一試合完全燃焼』でしょう。これは別に野球だけに言えることではなく、仕事にも恋愛にも言えることではないかと思います。一つのことを全力を尽くして最後までやり遂げる、という当たり前のことではあるとは思いますが、三日坊主機能がデフォルトで備わっている自分にとっては、常に心の片隅に置いておきたい言葉です。まだ読書日記も慣れない私ですが、『一読書日記完全燃焼』の精神で書き続けていきたいと思います。まあ、燃え尽きて真っ白な灰になってしまってはまずいのですが(笑) |
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