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| 2003/5/1 |
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『ダレン・シャン(2)』
著 者:ダレン・シャン/橋本恵 出版社:小学館
発行日:2001年10月 本体価格:1,600円
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世の中は8巻の予約で盛り上がっていますが、私はようやく2巻を読み終わりました。本屋の我々が読んでいなくとも面白い本ならばお客様がどんどん付いてきて、予約開始とともに大ブレークしてくれるのだから有り難いモノです。そういえば1巻はいつ読んだかなぁと昔の読書日記を紐解いてみたら、2001年8月16日でした。こう見ると随分前だなぁという思いと、短い間にいっぱい出たなぁ…(ハリポタに比べると)という思いがないまぜになります。ダレン・シャンがハリポタだったらウハウハだったのにー。
だいたいダレン・シャンって子は、自分の好奇心が過剰だったばっかりに半ヴァンパイヤにされてしまったんです。しかも「あれ欲しい!盗んじゃおう!」みたいな。こんなヤツ同情の余地ないなぁという印象をもったため、実はあんまり次の作品に食指を伸ばす気にならなかったのです。でも小学館のS山さんに「次から面白くなるのよ〜」と言われ、そこまでいわれたからには…と読むことにしました。
人間の血を飲まなければ弱って死に至ってしまう運命を持つヴァンパイア。しかしダレンはその運命に立ち向かいます。とはいいながらも、自分の中の怪物はどんどん目覚めていき、怪力を発揮したり太陽の光には弱くなったり…ちょっと同じ年の子どもたちと遊ぼうと思っても、すぐに相手を傷つける羽目になってしまいます。「やはり自分は怪物なんだ…」そんな絶望がダレンを襲い、彼を気遣うクレプスリーは仲間がいる場所=シルク・ド・フリークに合流することを考えるのでした。
で、合流。変わったフリークと怪しげ&こわーい姿カタチの人ばかりながら、ダレンはサーカスの人々に囲まれ、親友も出来それなりに幸せな日々を送っていました。でもやはり彼はヴァンパイア。人間の血を飲まないために体はどんどん弱っていくし、サーカスの人々が食べる動物を狩るのもなかなか大変…という中で大きな事件が起きるのです。
このシリーズをいいなぁと思うところは、決して子供だましで終わらないところです。見方によっては夢がない、ということになりかねないのですが、憤りや少しずつ芽生えていく友情や愛情などの心情が細やかに描かれていきます。憎むばかりだったクレプスリーとのやりとりは、中にひそむ思いやりに気づくことで変容してきました。このあたり結構泣かせますよ。気になるキーワードと大きな悲劇を残して第2幕が幕を下ろしました。次はどうなるのでしょう?でもって、次を読むのはいつになることやら。 |
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【楽天ブックススタッフ 瑞】 |
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