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| 2003/4/15 |
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『海馬』
著 者:池谷裕二/糸井重里 出版社:朝日出版社
発行日:2002年06月 本体価格:1,700円
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学生時代から文系のわたしは、不得意ながらも理系科目へはずっと憧れ感を持っていました。大人になってからはその傾向がより顕著です。学生時代のやり残し感を埋めるべく、読みやすそうな「科学がわかる本」系の本にはつい手を出してしまいます。「海馬?」「脳科学?」と、またもや理系コンプレックスが刺激され読み始めたのがこの本です。
脳の中の「海馬」というところの独特な働きについて、東大薬学部「海馬」研究者池谷さんと糸井重里さんの対談形式で語られます。科学本と思って読み始めたら、うれしい裏切りでした! コミュニケーション論であり、生き方としての脳の使い方の本でもあります。「よりよく生きる」ことと「より頭をよくする」ことへのつながりをみつけていこうという内容で、とても読みやすく面白かったです。
いやー、脳は本当に奥深い。勉強や仕事ははできるのにこの人ぜんぜん分かってないなぁと感じることがあったり、その場その場で適切な対応ができる人、こちらの意図を汲み取ってくれる人を、すごくかしこい人だなぁと感じる理由が分かりました。脳も、人の心も「つながり」のプロセスを大事にしていきたいものですね。
失敗や失恋がひとをかしこくさせるのだとか。30歳前は脳のインフラ整備段階で、発見やクリエィテイブのもとである「つながりを感じる能力」は30歳を超えた時から飛躍的に伸びるのだとか。科学的な実験でも実証されているそうです。
失敗も、失恋も、30代もどんと来い!!
わたしなんぞはまだまだヒヨッ子。かしこくなるための準備段階だもの・・・と、読んだ後は勇気がもりもりわいてきました。 |
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【楽天ブックススタッフ 希】 |
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