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| 2003/11/4 |
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『326の恋に殺されそう…。』
著 者:ナカムラミツル 出版社:宝島社
発行日:2003年10月 本体価格:1,500円
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『僕たちは生きてゆく、恋を主食にして。』 このフレーズはこの本を手にとったとき、真っ先に目に付く帯に書かれている一言です。まさにこの本の内容に相応しい一言ですね。読む前にこの一言を見たとき、綺麗な一言だなと思いました。誰しも確かに恋を主食にしていた時期があったと思います。しかしながら、恋を主食にして食中毒を起こしてしまい、食べ方を忘れてしまった私には、綺麗だなと思う反面、『こんなもの食べたくないね』というひねくれた想いも同時に生じてしまっています。そんなどうでもいい想いを抱えながら、この本を読むことにしました。いや、読めば恋も食べられるようになるかもしれないですし(笑)
この本は326の恋に関する詩を集めた詩集になっているのですが、詩と言うよりも326自身の経験による読者へのアドバイスみたいな感じで優しく書かれているので、詩を読むなんて国語の教科書以来の私には非常に読みやすいですね。あっという間に読みきってしまいました。
先ほども申し上げたとおり、私は恋の拒食症に陥っている人間なので(我ながらふざけたな言い回しですね)、これを読んでいる最中、ほとんどの詩に対して『所詮そんなのは奇麗事さ…』などといった反感ばかりが芽生えてしまうのは許していただきたいところです。こればかりはすぐに治せるものではないのですよ、たぶん。全部読み終えたとき、この詩を10代の頃の、中学〜高校生だったころの自分に見せてあげたいと思いました。まだ恋に恋焦がれていた頃の初心な自分であったならば、詩の内容を素直に受け止めて、もっと恋に前向きな自分に育っていたのではないかと思います。そういう意味で、この本はやはり恋に悩んでいる若い方や、遠い昔の淡い恋心を思い出したいと言う方に勧めたいですね。
読破後『恋に殺されそう』と言うよりも、『326に殺されかけた』感(いい意味で)がありました。これを気に、「少し恋に前向きになってみようかなー」なんてらしくないことを思ってみることにします。とりあえずは、『恋に効く魔法の杖』でも毎日引くことから始めます(笑)。 |
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