タイトルと、表紙の絵と、帯の言葉と、それだけで、もうあったかくなりそうな、そんな気分にさせてくれます。「ギュッ」と抱き合えば心も体もあたたかくなる――恋人同士に限ったことではなくて、親子でも、恋人でも、親友でも、「仲間」同士でも、「ハグ」することで何か伝え合うのは、とても大切なことだと思うのです。
ある日会社でのこと、エレベータを降りたら、目の前に久しぶりに会う友達がいました。「あー、久しぶり!」と、その友達は、突然私をハグハグしてきて、ちょっと(いや、かなり)私は戸惑ってしまったのですが、1年以上たってもなお、今こうして記憶に残っているところを見ると、強烈な印象を残しているようです。その友達は、かなりラテン系なので、そんなことも平気でする人なのですが、ヘンに照れないで素直にハグできるのは、うらやましくも感じます。
「両手を広げれば 心も開く」「ギュッて抱きしめると とっても、気持ちがいい。」そのとおりですね。不思議なくらい。からだから何か波動のようなものが出ていて、それが共鳴するんだろうかと、そう思えるような。「大好きだって伝えたいとき なぐさめてあげたいとき なぐさめてほしいとき ほっとしたいとき ぬくぬくしたいとき」そんなときにハグはぴったりです。
1983年に出版されたあと、各国で翻訳されているロングセラーだそうです。ハグしてるくまさんの絵は、どれもあったかく、こんなくまさんに抱きしめられたらそれはそれは気持ちよさそうです。最後のページの絵にも、にこっとさせられます。いいかんじ。
ギュッしたい人とギュッできるのって、幸せなんですよね。大好きな人には、いろんな気持ちを伝えたいと思います。言葉でいくら言っても言い足りないことが「ギュッ」することで伝えられそうです。
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