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| 2002/9/26 |
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『日本国債(上)』
著 者:幸田真音 出版社:講談社
発行日:2000年11月 本体価格:1,800円
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最近、好んで読む小説のジャンルに「金融」があります。いろいろと好きな作家さんはいるのですが、結構と面白いのがよく目に付きます。何でだろうとちょっと考えたのですが、結局は、この激動の世の中でとりわけ「金融」という実世界がある意味で「何でもありのバトルロイヤル」になったからではないかという結論に至りました。金融のプロフェッショナルと言われていた人から見れば「何をバカな」の一言で片付けられていた内容の本が、実際に一昔前までは「荒唐無稽」な話で済んでいたのですが・・・・。
さて、本書「日本国債」であります。本の内容についてはサスペンス仕立てでもございますので、あまり触れることは致しません。が、一昔前(ひょっとするとつい最近)までは絶対にありえないとされていた、この本の中で起きる「とある出来事」がつい最近(2002年9月20日)発生してしまいまして・・・・。で、今までは「荒唐無稽」で片付けられたことの大前提が、今や次々と崩れていってるのではないか?と積んであった本を引っ張り出して読み直してみました。
正直な感想としては「怖いな」と。実際、こんなこと(上記)が実際に発生してみて、さらに、ニュースでも大々的に取り上げられる訳でも無し。まさか、丸々本書のような事態へと発展することは無いにしても、大々的な議論がもっと一般世論のレベルで語られて然るべきなのではとも思います。それこそが、著者の狙い(あるいは願い)でもあったことは、主人公の発言からも伝わってきます。是非、今こそ、広く読まれるべき本書ではないでしょうか?
ところで、蛇足ではありますが、「国債」って金融商品だとかいろいろと表現の仕方はあるかとは思いますが、「将来を担保にした国の借金」なんですよね。そう考えるとやっぱり「怖い」や・・・・。 |
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【楽天ブックススタッフ てぃあ】 |
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