楽天市場
ブックス
楽天トップへ
買い物かご | my Rakuten | 総合案内所 | 楽天へ出店 | ヘルプ
本・雑誌・コミックトップ楽天ブックスあなたの書斎楽空間カフェギフト懸賞プレゼント オークションフリマ
1,500円以上で送料無料  ポイントが増えるチャンス!
 注文履歴  ポイント履歴・応募  お買い物方法登録
キーワードで検索 >>本の探し方  |  絞込んで検索 >>

読書日記 2004年3月31日更新
現在の日記の件数:727件

 最新の読書日記   バックナンバー一覧  カレンダー   
<<前日の日記へ | 翌日の日記へ>>
2002/12/6
『凍える島』

著 者:近藤史恵
出版社:東京創元社
発行日:1999年09月
本体価格:480円
“ピイナッツのコオヒイカップ”といったような独特の文字遣いが特徴的でした。比喩や表現はなんとなく江國香織さんの小説を読んでいるときのような心持ちがあります。ふわふわ感は好きなのですが、正直コオヒイなどの文字遣いはここにモダンさをゆだねているようで抵抗感があったのです。でも事件が起こって以降はあまり気にならなくなったし、これくらいの雰囲気を作っておかないとあのオチにたどり着かせられなかったかなと思ってみたり。

話そのものは典型的なクローズドサークルものというか、無人島で連続殺人という由緒正しいミステリの王道を行くようなテーマです。要はこれですな。そして著者の近藤史恵さんはここに恋愛という濃い味付けをして、読み手に提供してくれています。喫茶店<北斎屋>の常連客が慰安旅行と称してわいわいと無人島に出かけます。でも、どこかそこに漂う不穏な空気を感じるのです。というのも、喫茶店のオーナーのあやめさんと常連客の鳥呼は数年来の不倫の関係、旅行には鳥呼の奥さんも来ているのです。

着いた島はこれまた訳ありで、以前新興宗教の聖地だった場所で、最終的には集団自殺で終焉を迎えたというこれまたいわくありげなところなのです。(そんなところでそもそもバカンス気分になるんだろうか…)そのうちに悲劇の幕が切って落とされ、血まみれの死体が転がります。お定まりのように密室だし、心臓をえぐりとって持ち去るという猟奇的なスパイスもきいています。ただ、そんな死体出現後も全体に漂うけだるさは変わらないところがポイントです。そう、すでにこの段階からやはり何かおかしかったのですよ。

私の偏った見方かもしれませんが、登場人物たちはみなどこか感情の狂った人だったような気がします。もっとも、狂いでもしなきゃ連続殺人なんて出来やしないんでしょうが…鮎川哲也賞受賞作という評価されたミステリですが、私はどちらかというと恋愛小説として読ませていただきました。でも、近藤史恵さんの描く恋愛ってどうしてこんなに哀しくて痛々しいのでしょうか?
【楽天ブックススタッフ 瑞】


【読書日記】では、楽天ブックススタッフが自分たちの読んだ本を日記形式で紹介していきます。

新刊本・未刊本・絶版本。定番から変わった本まで、いろいろな本が登場します。ほぼ日替わり、何が飛び出すか、乞うご期待!
皆さんが読んだ本、良かった本、面白かった本も、私たちに教えて下さい。
お便りはrecommend@books.rakuten.co.jpまで



このページのトップへ

楽天ブックス トップ | ヘルプ | 買い物かご| 注文履歴| お買い物方法登録

ご意見、ご質問などは info@books.rakuten.co.jpまでお寄せください。
楽天BOOKSは SSL に対応しているので、クレジットカード番号は暗号化して送信されます。

Copyright (c) 2000-2003 RakutenBooks, Inc. All Rights Reserved.