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| 2002/11/27 |
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『エスターハージー王子の冒険』
著 者:イレーネ・ディーシェ/ハンス・マグヌス・エンツェンスベルガー 出版社:評論社
発行日:1999年10月 本体価格:1,600円
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ある日、ふとした偶然で手にした『ミヒャエル・ゾーヴァ』というドイツの画家のポストカード。ちょっとダークな色合いとモチーフの可愛さのバランスがたまらなく素敵で可愛いのです。とてもとても気に入って、ポストカードは額に入れ玄関に飾り、部屋には『ゾーヴァの箱舟』という絵本を飾ってあります。そういえば、昨年の冬ごろに流行った「アメリ」という映画で、アメリの部屋の真っ赤な部屋の壁にかけてあった「イヌ」や「ガチョウ」の絵はゾーヴァの作品でしたね。
本書はゾーヴァが挿絵を、エンツェンスベルガー(『数の悪魔』で有名な著者)がストーリーを書いています。主人公はオーストリアでは有名なウサギの貴族のエスターハージー家の王子。エスターハージー一家は都会暮らしに慣れてしまい、甘いものばかり食べているため、新しく生まれてくる子ウサギの体が年々小さくなってきてしまいました。そこで王子たちは大きなお嫁さんを探しに世界に旅に出ることになったのです・・・。
舞台はベルリン。皮肉のきいたストーリーとゾーヴァの絵で、ウサギの目から見たベルリンを眺められます(ベルリンの壁崩壊のシーンもあります)。絵の微妙な暗さがベルリンにぴったりだな・・・と行ったこともないのに勝手に納得してみました。ウサギがしゃべるという不思議な設定ですが、妙にリアルな世界観がいいです。そして、勝手な人間がたくさん出てきてちょっと考えさせられます。これこそ大人のための絵本。そして、とにもかくにも「ウサギ好き」にはたまらない本です。ゾーヴァが描くウサギがたくさん出てきますから! |
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