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読書日記 2004年3月31日更新
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2001/9/28
『異端の夏』

著 者:藤田宜永
出版社:講談社
発行日:2001/03
本体価格:2,200円
いわゆる禁じられた恋の物語です。夏の軽井沢にまき起こった少年の失踪事件。事件を追う刑事、辰巳は時間を経るにつれて被害者の母親と互いに惹かれあっていく・・というのがストーリー。事件の方は混沌を極めていて、ようやく動き始めるのが公開捜査後です。被害者の一族というのが画廊の経営者で捜査が進むにつれて一族の秘密が明らかにされてきたり、そんな彼らに自分の姿を重ねてみる辰巳にも過去のトラウマが蘇ったりするのです。

私も長野県人なので、佐久とか小諸とかなじみの多い地名があったり、辰巳の官舎はどうやら昔すんでいた家の近所らしかったり近所の話を読むように懐かしく楽しめました。が、しかし・・・やっぱり誘拐ものとしての緊迫感にはかけた気がするのです。老舗画廊の秘密は“家政婦は見た!”シリーズのようで、のぞき見趣味的には面白かったのですが、もしかしたらテーマがテーマだけに抵抗を感じる方もいらっしゃるかもしれません。

で、個人的には刑事と事件関係者の禁断の恋の部分に注目していました。糸が絡まないように絡まないようにと警戒し続ける冷静な辰巳の心がある一方、気付くと恋の淵に落ちていく。いい大人がそんな浅はかな行動をするのか?と思うこともあるかもしれませんがきっとこれが恋なのですね。残念だったのは刑事の倫理を狂わせるほどの魅力を相手である被害者の母親から感じられなかった点。あとは、もうちょっとじらしておいたら切なさが倍増されたかなと。

どことなく桐野夏生さんの『柔らかな頬』を彷彿させる作品ですが、中年の男性の揺れる心の描き方はさすが!という出来です。
【楽天ブックススタッフ 瑞】


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