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| 2001/8/23 |
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『暗い宿』
著 者:有栖川有栖 出版社:角川書店
発行日:2001/07 本体価格:1,500円
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有栖川さんの新刊が近日中に発売になる、と聞いていたにも関わらず、気付いた時にはすでにうちの在庫がなくなっていました。さすがです(苦笑)そしてFさんに泣きついて在庫を入れてもらったという、そんな経緯をたどって手に入れた代物です。
待ちかねていました、火村シリーズです。「暗い宿」「ホテルラフレシア」「異形の客」「201号室の災厄」の4篇の短編集です。今回はトリック中心というよりも、犯人との心理的な駆け引きが目立ったかな、と思います。犯人を段々と追い詰めていく火村先生は相変わらず厳しいです。犯人に厳しいのは当然なのですが(苦笑)
どれも面白い話ばかりですが、私のお気に入りの話は「201号室の災厄」ですね。これは、学会に出席するため東京にきていた火村が、泊まっていた高級ホテルで文字通り災難に遭った話です。火村がちょっとなさけない感じで、普段あまりみられない火村の一面が覗けたような気がしました。最後にはいつもの冷静な火村に戻っていましたが、取り乱した感じの火村は見物です。珍しいです。
次は、「ホテルラフレシア」。ラフレシアって改めて考えてみると、すごい名前ですよね。アリスも言っているけれど、見た目がグロテスクな花なのによくホテルの名前につけましたね・・・「ラフレシアのように世界で一番のおもてなしがしたい」っていうことなのですが、どうも変な感じがします。まぁ、それは置いといて、この話の中心はホテルラフレシアで開催されているミステリーナイト(シティーホテルでよく行われる犯人当てゲーム企画)です。私も一度くらいはミステリーナイトに参加してみたいと思っているのですが、なかなか縁がなくって機会を逃してばかりです。いつかは是非参加してみたいものです。ちなみに、ずっと昔の話ですが、内田康夫さんの公認ファンクラブが主催しているミステリーツアーには参加したことがあります。あれは本当に楽しかったです。
しかし、はりきって読書日記を書こうと意気込んでいたのですが、ネタバレしないよう気を付けるとなにやらたいしたことが書けなくなって困ってしまいました・・・難しいですね。でも、皆さんに是非紹介したかったので書いてみました。少しでも興味を持っていただければ幸いです。 |
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【楽天ブックススタッフ 朋】 |
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