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| 2001/8/2 |
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『お父さんは時代小説(チャンバラ)が大好き』
著 者:吉野朔実 出版社:本の雑誌社
発行日:1996/12 本体価格:1,165円
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先日、本の雑誌社のSさんにお会いする機会がありました。その時は業界の強烈な個性の持ち主ばかりとご一緒だったのですが、みんなとっても本が好き。本を肴に語り合う時間は至極の時間です(暴走したT社のI氏という方もいらっしゃいましたが)その席で吉野朔実さんの話が出て久しぶりにこの本を思い出しました。
この仕事をやる前、私は某大型書店の営業担当をやっていました。その時よく発注のかかる本だったのがこの本です。朝FAX発注をかけるといつしか商品がお店に届いている。そのクイックレスポンスの裏に炎の営業マンと呼ばれるSさんの働きがあったことは言うまでもありません。そんな印象から吉野朔実を知り、本の雑誌での連載を知り、なんとな〜くゆるい雰囲気のマンガに誘われてパラパラと読んではいたのですが、ここに来て唐突に読みたくなり慌てて購入したという次第です。
この本、説明するまでもないかもしれませんがマンガです。書評マンガというジャンルを勝手に付けて楽しんでいます。何が良いかって、日常生活への本の浸透具合がたまりません。職場で、知人と会って、とにかく本の話が続く(まあそういうマンガだからでしょうが)こんな生活に私は憧れているのです。なかなか本の業界に身を置いていても本好きとふれあう機会がない私には吉野さんのマンガに描かれる日常は相当なパラダイスなのです。時に笑いながら、時に本を広げながら、しばらくじっくり楽しむつもりでいます。
私のお気に入りは『「羊たちの沈黙」日記』です。映画を最初に見た吉野さんは、原作が読みたくてしょうもなくなり様々なところを探し回る。しかし東京地区には見あたらず、全国の友人知人に電話をかけまくり「欲しいよ〜」と訴えまくるのです。すると、同時期にいろいろなところから手に入り、結局手元には3冊の「羊たちの沈黙」が・・というドタバタ。欲しいモノは欲しいと言っておいた方がいいし、それは非常にはた迷惑だし。という苦笑いの一作でした。
はてさて、こうしてみると(というか、常々そう思っているのですが)人との出会いと本との出会いは非常に似ているし、相関関係にもあるものだなぁと改めて思わされています。先週久しぶりにいろいろな人に会ったことで、ずいぶん刺激を受けました。この出会いが次はどんな出会いを連れてくるのでしょう?どんな本に巡り会わせてもらえるんだろう?とワクワクしています。 |
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【楽天ブックススタッフ 瑞】 |
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