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| 2001/7/10 |
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『カレーライフ』
著 者:竹内真 出版社:集英社
発行日:2001/03 本体価格:1,900円
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カレーが食べたくなる。という売り文句をそうそう本気には受け取ってはいなかったのですが、これはスゴイです。久しぶりに味覚を刺激された気がします。だから、この本を読み始めるのであれば手元にカレーを用意しておくことをお勧めします。ちなみに私はこれを読み始めた夜と次の日の昼、カレーを食べました。今はインドカレーが食べたくて仕方ありません。しかし、この主人公たちは本当にカレー漬けの生活を送ることになります。それはもうびっくりするくらい・・・
カレーを食べながら祖父の死を目撃してしまった子供たちは、将来カレー屋をやろうと誓い合います。子供たちの約束は時間によって忘れ去られようとしていたのですが、ケンスケの父の死によって背中を押される事になります。ケンスケはまずは仲間になるいとこ探し、それからカレー探しの旅を始めることになりました。富士山の麓でワタルを見つけたケンスケは今度はバーモント州にバーモントカレーを求めて旅立ちます。その旅は次はインド→沖縄と祖父の味と黄金伝説を追いかけて続いていきます。
まぁ何ともご都合主義のあるところは否めませんが、平和さを感じられるところが魅力です。主人公のケンスケは旅の途中で会社の内定を蹴られたり、いとこの不倫話を聞いてちょっと心を傷めてみたり、青春の一場面にありがちなシチュエーションにも陥るのですが、あまり悩まない。何となく何となくカレーを食べているうちにすべてが水に流れていく感があります。
あぁラフティ入りのカレーが食べたい・・と、読み終わってみるとなにより心に残るのは見知らぬカレーの味たちでした。やっぱり食いしん坊なんでしょうかね、私って。 |
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【楽天ブックススタッフ 瑞】 |
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