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| 2001/6/18 |
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『陰の季節』
著 者:横山秀夫 出版社:文藝春秋
発行日:1998/10 本体価格:1,429円
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先日ぼーっとテレビをつけていたら、上川隆也主演のドラマで『動機』をやっていました。『動機』のほうは読んだことがあったのでだらだらと見ていたのですが、どうやら読んだことのないストーリーが絡んでいる。それも、その事件の中心人物は私と名前が同じなのです。テレビから自分の名前を連呼されるので、気になって見ていたモノの途中ちょっとウトウトしたら、もうエンディングテーマになってしまいました。
結局話のオチもわからずじまいで、煮え切らないので原作をさがしたら案の定この本の中に入っていました。中には短編が4作入っていて【陰の季節】【地の声】【黒い線】【鞄】となっています。ドラマで取り上げられていたのはこのうちの【黒い線】でも、残念ながらドラマとストーリーが違ってました。もやもやは未だ晴れません。
警察が舞台になる小説はよくあるものの、人事機構に踏み込んだものは初めて読みました。本の師匠から絶賛された『動機』にひけをとらないいいお話です。とはいっても、松本清張賞受賞作ですから評判は高かったんですね。何がいいって人の表情の見えそうなところ。読んでいながら苦虫を噛みつぶしたようなお偉いさんの表情がまぶたに浮かんできます。こういうのを上手い文章って言うのかなぁと思ってます。
徹夜明けに“降って湧いた人事のために家に帰れない係長”の図を読んだので、妙に心に刺さりました。裏ではドロドロありそうな警察機構ですが、やっぱり正義の味方として頑張ってください。と思わずエールを送ってしまいました。
しかしドラマのオチはどうだったんだ・・・ |
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【楽天ブックススタッフ 瑞】 |
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