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| 2001/5/9 |
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『MAZE』
著 者:恩田陸 出版社:双葉社
発行日:2001/02 本体価格:1,500円
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この本、とにかく凝った作りに惹かれました。海を思わせる鮮やかなブルー、細かな紋様が浮かび上がってくるのですが、その作者は泡坂妻夫。何となく本の作りもミステリアスです。
アジアの果て(果てってどこなんでしょう?)に存在する不思議な建物。白い建物は豆腐を思わせる作りなのですが、これがちょっとしたくせ者で入った人間を飲み込んでしまう(らしい)曰くがあります。何人もの消失劇の舞台となってきたこの「あり得ぬ場所」に現代になった今、4人の訪問者が訪れるところから本題は始まります。
彼らに課せられた任務がまたミステリアス。「人間消失の秘密を解くこと」背後に米軍の陰がちらつくあたり、何となくXファイルちっくです。そんな環境の中で4人のミッションはスタートします。探偵役は満。さて人間消失のルールは見つけだされるのでしょうか?
割とお気楽な合宿気分でいたものの、カメラをつけたラジコンが建物の内部に人の影を映したところから物語が急展開。ついにひとりが姿を消します・・・・・建物は誰が何のためにつけたのか、謎が深まります。そして最後までどんでん返しが続きますのでこちらは読んでのお楽しみに・・・
恩田さんは本当に新刊冊数が多くて、読み手のこちらが舌を巻きそうです。最初の頃覆面作家として活動されていたそうですが、その頃はOLだったとか。専業作家になってみて、書きたくてたまらないんだろうなぁという空気が物語の中に感じられます。デビュー作からのファンとしては、読まねばならない作品が多くて悩ましくかつ嬉しいところです。 |
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【楽天ブックススタッフ 瑞】 |
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