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| 2001/5/7 |
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『ドラゴンの眼(上)(下)』
著 者:スティーヴン・キング 出版社:アーティストハウス
発行日:2001/03 本体価格:1,886円
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ファンタジー小説との出会いは『はてしない物語』だったように記憶しています。分厚い高級そうな装丁、開けば紺色のインクで書かれた不思議な物語の世界が広がっている。あれを読んだときの感激はまだはっきりと覚えています。そうでなくとも幻想の生き物たちは子供心をくすぐってくれますね。
この本はあのスティーヴン・キングが娘のために書いた本だそうです。親が子供のために物語を作ってくれるなんて夢のような話ですね。ちなみに私もずいぶんと読み聞かせをしてもらいましたが、ウチの母は読みながら先に寝てしまうため「おかあさんそこ3回読んだ!」と指摘する方が多かった記憶があります。確かあれは『イワンのばか』でした。この為、気になる物語の先を知るためには自分で読むほうが早い!と言うことを幼心に知り、一生懸命本を読む健全な子どもに育っていったのでありました。
さてさて、子ども向きに書いた割にはこの本には毒+過激な表現が多い!「うっそーそんなこと子どもに話したらあとが大変そう!」と思ってしまう記述がいくつか。それとも外国の両親はこうやって子どもを教育していくのでしょうか?ちょっと気になります。しかし、基本は勧善懲悪の物語、ドラゴンの心を持った王子、ピーターの冒険(戦い)の日々が描かれています。対峙するのは悪い魔術師のフラッグ、これがまた本当に憎らしいヤツです。さらにはこやつに簡単に操られる王子を見ているとこちらまで歯ぎしりをしてしまいそうです。
子ども向きということで字も大きめですし、読み仮名も振ってありますが、大人も充分楽しめる作品になっています。この辺がさすがキングって感じでしょうか?表紙がたむらしげるの絵と言うのも気に入りました。本当にファンタジックな雰囲気です。
絵本から卒業したわんぱくな男の子に聞かせるのにぴったりな本ですね。ものすごくカラッとしたお話であることも特徴です。是非。 |
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【楽天ブックススタッフ 瑞】 |
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