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| 2001/4/16 |
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『早春の少年 伊集院大介の誕生』
著 者:栗本薫 出版社:講談社
発行日:2001/01 本体価格:1,400円
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栗本薫さんが生み出した名探偵、あの(と言って良いのかどうか)伊集院大介の初めての事件として書かれた本です。名探偵のタマゴはまだ14歳。日本の各地を転々として歩きながら、感性を養っていた頃でした。
事件に遭遇したのは平野という土地でのこと。狼藉を働く暴君と、その息子に嫁いできた姫君との悲劇的な伝説が残る土地で事件は幕を開けます。すべての始めは大きな野良猫の惨殺死体を発見したことでした。脳味噌が飛び出るくらいのむごい殺され方に引っかかりをおぼえた伊集院少年は独自の調査を開始。時が過ぎ、事件はより凄惨さを匂わせていきます。そんなお話。
伊集院大介にそれほど傾倒しているわけではないので、どうも御手洗潔のイメージとだぶってしまうのですが(と言ったらファンには怒られるんでしょうね・・ごめんなさい)14歳という自分の年齢に、行動・考え方を制限されることに悩みつつ憤りをおぼえる伊集院大介が、とても印象的な作品です。
「僕は早く大人になりたい。」とつぶやき続ける大介。私なんて今からでも14歳に戻りたいのになぁとちょっとまぶしく見えました。大人になったとき絶対世界を変えていける!という確固たる自信を持っていたら、あまり権利のない少年期は耐えられないんでしょうかね?なんだかとっても不思議です。
とにかく名探偵が活躍する小説は大好きです。(水戸黄門的な安心感があるのかも?)明智小五郎・怪盗ルパンにシャーロックホームズと、子供心に読んだ探偵小説はやはり強く心に残っています。新世代の子供たちには今活躍中の名探偵が影響を及ぼしていくのかなとふと考えてみたりしています。
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【楽天ブックススタッフ 瑞】 |
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