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| 2001/2/22 |
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『バーバリー・レーン28番地 メリー・アン・シングルトンの物語1』
著 者:アーミステッド・モーピン/中江昌彦 出版社:ソニー・マガジンズ
発行日:2001/01 本体価格:1,600円
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ソニー・マガジンズと言えば、『ブリジット・ジョーンズの日記』で女の子の読者をつかんだ事が記憶に新しいですね。そんな事を考えながら手にとったのがこの本でした。表紙はピンク「またまた女心をくすぐろうとしているなぁ」なんて思ったのも束の間、じっくり見ると表紙に描かれた人物はなかなかシュールです。しかし、中に出てくる登場人物は性格も生き方もさらに過激でした。
お話は25歳のメリー・アンが家を飛び出し、サンフランシスコに出てくるところから始まります。とりあえず友人のコニーの元でご厄介になり、そして見つけた家がバーバリー・レーン28番地。上手い具合に大手企業に秘書の椅子を見つけた彼女は、会長のジュニア(妻あり)の猛烈なアプローチに応えてみたり、傷ついたり。と大忙しな毎日を送っていくのです。この話はメリー・アンの話であると同時に街に住むすべての人(もしくは街自身)を主人公として捉えています。家主のマドリガル夫人はとっても不思議な人物で怪しい行動もしばしば、コピーライターのモナは会社で大喧嘩した挙げ句、ゲイのマイケルと同棲。夜な夜な女性を求めて街を徘徊しているらしい元弁護士のブライアンは結構良いヤツなんだけど女運はいまいちさえない。と、まぁ普通の常識を越えた人物ばっかりが次から次へと紹介されていきます。ちょっとブルーになると、みんなすぐマリファナを吸うし、それどころかもっと怪しそうなものにも手を出しているみたい。スーパーマーケットでもナンパが横行していたり、コインランドリーで女の子を引っかけたり、はたまたゲイ・レズ専門のお店があったり。さすがに頭を抱えてしまいました。でも、等身大の悩みを抱えた登場人物たちからは目が離せません。
元はサンフランシスコ・クロニクル紙の連載小説だったと言うことで、実は1971年に初登場しているんだそうです。四半世紀もたっているとは思えない新鮮な驚きがありますね(と、私はサンフランシスコに行ったことがないので現在との比較は出来ませんが)TVで人気を博した『フルハウス』もサンフランシスコが舞台だった気もしますが、ここの家族に負けないぐらい強烈で愛すべき家族がバーバリーレーン28番地の人達です。メリー・アンはまだまだこれからも活躍が続くようです、2巻の登場が待ち遠しい! |
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【楽天ブックススタッフ 瑞】 |
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