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| 2001/12/28 |
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『夫の不倫で苦しむ妻たち』
著 者:亀山早苗 出版社:WAVE出版
発行日:2001/12 本体価格:1,400円
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話題となった「不倫の恋で苦しむ男たち」の続編。次は妻たちの立場から書いてみたいと、前作の執筆直後から取材を始めたそうです。
愛が終わるのはただでさえつらいものですが、「結婚」という関係が事情を複雑にします。気持ちが離れたことを告げて、離婚を選択するのか、結婚という形式は続けていくのか、恋愛相手と別れるのか。「家族としての愛情は失っていないから双方とうまくやっていく」――こんな言葉で表すと、都合のいい、まったくもって自分勝手な言い分に思えます。しかし、やっぱりそんな一般論では片付かない強い衝動が、恋愛というものには存在します。それが「婚外恋愛」という結果になるとわかっていてもです。
取材に応じてくれた人たちは、つらいだろうによく語ってくれたと、著者自身の言葉にもありました。夫の不倫の証拠を発見したときのことや、相手と対面したときのことを、ときには涙を流しながら語る人たち。誰かに聞いてほしいという気持ちもあるのでしょうが、あらわに語ることができたのは、この著者が聞き手なればこそでしょう。話を聞きながら共に悩んで受け止める心が、著者にはあるからです。前作と本作が世に広く受け入れられる魅力は、こうして取り出された多くの人の心の奥を、意見を押し付けることなく紹介しているところにあるのだと思います。
「たとえ夫婦であれ、人を愛する気持ちは止めることができない」
著者のスタンスとして、恋愛に落ちることは否定していません。そして、結論はあくまで個人個人が出すものであり、人それぞれでその結論は違います。婚外恋愛の一方には、傷つけてしまう人たちがいます。だからいけないという単純な結論を出すつもりはさらさらありませんが、「いろんな葛藤や矛盾をかかえながらも恋に落ちてしまうものなのか…」と、若輩ものの私は「恋愛」というものの奥深さにとまどうばかりです。
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【楽天スタッフ 笑】 |
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